いわきからの報告4/5

いわきのサポーターからの報告が届きました。以下,抜粋。

自衛隊の入浴サービス

70㎝はある深い浴槽。たっぷりのお湯で本当に命の洗濯ができました(写真)。若い自衛官がずっと網を片手に浴槽に浮いているごみを丁寧に掬いとってくれる。汗びっしょりになり、市民に声をかけながら、ずっとだよ!隣の天幕で寝ているとのこと。「寝れる?」と聞いたら「訓練してますから、大丈夫です! 皆さんの力になりたい」と笑顔で答えてくれる。日本の未来は明るいね。もう本当にえらい!入り口にいる若い男性自衛官も終始笑顔で声をかけてくれる。
沿岸部での遺体捜索やがれきの撤去作業など、自衛隊消防団・警察の働きには深謝、尊敬。ハードな仕事なのに、市民への心遣いが感じられる。遺体への配慮など書ききれないけど…本当に頭が下がるとともに、誇りに思う若者たちでした。

仮設住宅

東小の仮設住宅は、かなりの資材の搬入がありました。早く建つといいね。(写真)
●対策本部
対策本部も出先の支所なども責任ある方たちは、泊まり込みで必死で市民のために働いてくれています。確かにうまく機能していない部分もあると思うけど、みんな未曽有の危機の中で、精一杯やっているんだと思う。私たちは安全なところにいるのだから、しっかり応援したい。

●ボランティアによる支援
市としては個人の支援物資は受け付けないので(これは当然の対応)、直接避難所へ届けてくれる市民や県外の方がたくさんいます。友達が送ってくれたからと大量の物資を名前も告げずに届けてくれる方など、日本中からエールが届いています。昨日届いた肌着はすべて完売、その時「他に何か?」と聞かれたので、「男性用の下着」といったら今日の午後にはたくさんの下着が届いていました。
夕方、避難所の前にワゴン車。若い男性が一人。車のドアに手書きのポスターらしきもの。「少量ですが、パンお水・・・」とある。聞くと、東京のタクシードライバー(写真)。原発でいわきに運転手がはいらないという報道を聞き、いても立っていられず、詰めるだけの物資を積んでいわきまで走ったとのこと。寒い中、遠慮がちに声をかけている。子供連れの人を見かけると、彼はとっさに車の中から小さなお菓子の箱を取り出して、一目散にダッシュ、「頑張ってください」と一礼。お母さんとおばあちゃんは感激していた。ほんの2-3分の出来事でしたが、とっても心が温かくなりました。思わず、私も給水に来た人々に支援を受け取ってもらえるように声をかける。せっかく運んでくださったのに、また持ち帰るようになるのでは本当に申し訳ない。市民も遠慮がちに「いいんですか」と言いながら、喜んで受け取ってくれた。こんな善意が一人でも多くの人に届きますように! 応援すっぺ、いわき!

(情報提供 サポーターyukimomiji)